いつもミタイ・ミタクニャイ子ども基金を応援いただきありがとうございます。
新型コロナウィルスにより私たちの生活も一変し、これまでと同じような形で活動を進めることが難しい状況にあります。
そんな中、ミタイ基金の活動やパラグアイに関心を持ってくれた学生が、Withコロナの新しいスタイルで国際協力の活動に携わってくれています。
今回は学生にそんな思いを綴ってもらいました。
スタッフブログに掲載した記事を紹介します。
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こんにちは。
新たにミタイ基金の学生部メンバーとなりました、横浜国立大学都市科学部2年の山口大輔です。よろしくお願いいたします。
いま、私はパラグアイの農村部をフィールドに農産物の収穫量向上や農家の収入向上を目標とした事業の企画・運営に携わっています。
この事業を通して、水不足の問題の改善や衛生問題の改善を目指します。
パラグアイの農村部では、近年の干ばつの影響もあり、生活や農業において水資源の確保が至上命題となっております。そして、私もその問題を解決しようと考えています。
私が国際協力に興味を持ち始めたのは大学生になってからです。
当然これまでも学校の授業やニュースで地球温暖化や気候変動の話は聞いたことがあり、それなりにどういう現象なのか学んだつもりではいました。
しかし、今回、干ばつの影響を受けるパラグアイ農村部で水問題をどのように改善すればよいかを考えた時に、初めて地球温暖化や気候変動の事の重大さに直面しました。
雨もなかなか降らないうえに、井戸の水も切れ切れの状態。パラグアイのスラムでは、2週間以上水が出なかった地域もあるようです。
あらゆる水源にアクセスできないという環境下で、地球温暖化や水不足の問題が技術投資だけで解決しうる問題ではないということに気づきました。「単なる技術投資でなかなか解決できない」という点は、授業だけでは掴み切れず、実践に関わることで初めて自分に生まれた強い着想です。
今も、どうすればこの問題を解決できるか、必死に模索していますが、これからも実践に関わることで得られる様々な学びや気づきを大切にしていきたいと思います。
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「現場に行かないとわからないこと」はもちろんたくさんありますが、それができないのであれば違う方法からでも学びや気付きを得ることができる。
そんなことを学生から教えていただきました。
引き続き、みんなで力を合わせて、この状況を乗り越え、より良い活動を展開していきたいと思います。