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ミタイ・ミタクニャイ子ども基金とは
特定非営利活動法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金は、1995年に活動を開始し、2014年に法人格を取得しました。パラグアイ農村における学校建設や教育支援、生活改善支援、スラムにおける生活改善支援、シングルマザーの方々への所得創出支援活動などを展開しております。また、複数の大学との連携協定を締結し、インターンなどを長期・短期で受け入れることから、国際互恵の活動も展開しております。
mita’i とは、パラグアイの先住民族の言語、グアラニー語で「こども/たち」を意味します。正確には、男児(niño)は、mita’i 、 女児(niña)は、mita kunaといいます。この基金の正式名称は、ミタイ・ミタクニャイ子ども基金となりますが、多くの皆様方よりミタイ基金として親しまれております。本基金は、南米パラグアイ共和国における非日系農村部の人々、特に子どもたちを支援するために1995年に設立したものです。
本基金の前身は、1993-1995年までの間に藤掛が中心となって行ってきた青年海外協力隊隊員としての活動が母体となります。活動期間中は多くの方々からのご支援を頂きました。
1995年3月に日本に帰国してからは、継続支援の必要性を痛感し、私費や国際協力関係の専門家としてパラグアイを再訪し、農村の人々や子どもたちの支援 を直接・間接的に行ってきました。しかし支援活動は遅々としたものであり、一回の訪問でできることには限りがありました。「次のパラグアイ訪問ではあちら の女性グループを支援しよう」、「こちらの障がいを持たれた子どもを病院に連れて行こう」といった具合です。
活動の転機
活動の方向性を転換しようと思ったのは2004年の夏でした。8月にパラグアイを再訪した際、次に病院に連れて行こうと考えていた子どもの病状が悪化し、私が村に到着した時にはすでに他界しており、大変なショックを受けたのです。村の社会や文化、人々の価値観を大切にしながら、僅かな資金ながらも地道に やっていく、というようなやり方では農村の子どもたちの生活の質の向上には時間がかかりすぎると、これまでのやり方に再考を迫られたわけです。
一人で奮闘するよりも、より多くの方々のお力やお知恵をお借りし、村社会の文化や規範を尊重しながらも、火急の課題には迅速に対応することが重要だと考え、この基金の方向性を修正いたしました。
2004年8月以降の活動には、パラグアイのローカルNGOや、青年海外協力隊の隊員としてパラグアイに派遣されている(いた)方々、パラグアイの非日系農民リーダー(男性/女性)たちからの協力を頂いております。一個人の協力から、できる人ができる範囲でゆるやかなネットワークを形成して支援する、という形で活動を展開しています。
ビジョン・ミッション
ビジョン(私たちが目指す社会)
みんなに優しい社会をつくる
ミッション(私たちが取り組んでいく使命)
人を育てる、世界をつなぐ、笑顔をつくる
・社会を変えていく子ども・若者を育てます。
・誰もが国境をこえて挑戦できる環境をつくります。
・ジェンダー平等とダイバーシティ(多様性)を実現します。
リーフレットはこちら
ミタイ・ミタクニャイ子ども基金の概要が載っているリーフレットはこちらになります。
PDFのダウンロードはこちらから可能です。
是非ご覧くださいませ。