パラグアイ農村部での道直しプロジェクト第二弾

近況報告

ミタイ基金は、2015年11月にNPO法人道普請とのコラボレーションによりカアグス県農村部で道直しをしました。その際にはミタイ基金インターン・ミタイ基金学生部、そして横浜国立大学SVプログラム参加メンバーをインターンとして迎え入れ、道の修理をいたしました。

その道の補修をしてまいりましたので報告いたします。

みなさん。こんにちは。

ミタイ基金現地インターンの久喜淳史(横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程2年)です。

 

今回は、11月に直した道の近況報告とそれに伴う道直し第二弾についてレポートいたします。

 

1月10日にS村を訪問し、11月に道直しをした箇所を見てきたのですが、昨年の11月と12月のエルニーニョ現象に伴う大雨により、直した道は表層が露出し一部の土のうが流されるなどして壊れてしまっていました。

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また、他にも大雨の影響で道がでこぼこになり、車やトラックなどが一切交通できない状態になっている道もあり、市場で野菜を売ることができないなどS村にとって大きな被害が出ていました。

 

S村の住民の方々にインタビューをしたところ、道が悪いと野菜を売りに行けないどころか、病院にも行くことができないため、直せるのならばぜひ直したいという要望をきき、2回の集会を経て、`日本からNPO法人道普請代表の木村先生のお力をお借りして、11月に直し壊れてしまっていた道を修理し、それと同時により強い道直しの方法をデモンストレーションいたしました。

 

修理を行った1月29日は晴天で、普段でも35度を超えるような真夏のこの時期でしたが、20人ほどの住人の方々が道直しのために集まり、パラグアイ伝統のテレレ(冷たいお茶の回し飲み)をしながら朝8時から11時までの3時間活動を行いました。

 

今回参加した住民の半分ほどは11月にも参加したメンバーだったため、ノウハウを理解しており、その方々が中心となってテキパキと活動が進みました。

修理中にも住民の方々から、「道に水が流れ込まないように溝を作りたい」や「セメントに石を混ぜて強くしたい」などの要望もあり、道直しに意欲的な様子をうかがい知ることができました。

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今回は7メートルほど追加で道直しを行ったため、合計で20メートルほどの道直しと修理が完了いたしまいした。

3月までにもう一度S村を訪問し、修理した結果がどのようになったのかまた確かめに行こうと思います。

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この活動を通して、多くの学びがあり、このような機会をいただいていることに感謝をしながら今後も活動を続けていきます。

ありがとうございます。

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