気まぐれ渡航日記 #2 「2度目のパラグアイ上陸」作成者:小椙優真 パラグアイ渡航レポート 2025.08.29 全てが新鮮だった1年前を思い浮かべながら、アスンシオンのシルビオ・ペティロッシ空港に到着した。思えば昨年もサンティアゴを経由していたため、一つ前の空港の時点で昨年の記憶を想起しながらの旅路であった。懐かしさの伴うパラグアイ入国にありがたみを感じながら、同時に昨年の時を思い出す。スペイン語はおろか英語すらも上手く喋れず、入国すら危うかった当時。未知の世界に期待を膨らませ、後〇時間だね!、と喜び合っていた当時。初の10時間以上のフライトへの疲労から、訳の分からない冗談ばかりを発していた当時。恥ずかしくなるほど無知だったあの頃を思い出しながら、パスポートに溜まる入出国のハンコの数に心を躍らせる。気付けばスーツケースが目の前に運ばれ、小さい小さい手荷物検査場にすべての荷物を通す。耳馴染みのある歓声と共に、見覚えのある面々が姿を見せる。ホストファミリーたちも迎えに来てくれたようだ。N回目の写真撮影に呆れながら横を見ると、これがパラグアイかと面を食らっている後輩たちがいる。この「予想外の出来事」感を、安心して楽しむことが出来た去年の環境に、改めてありがたみを覚える。懐かしさと同時に感じる、昨年通りには上手くいかないフラストレーション。それでも私たちは、「予想外」を「予想外」として楽しめる環境と余裕を持ち続けたい。きっとそれが、2回目で得られる「新鮮さ」なのだろう。私は常に新鮮な何かを求めて、環境を転々とする。新しい店、新しい土地、新しい人間関係にワクワクしながら、時折、昔からお世話になる何かに戻ったりする。私にとってパラグアイは、いずれ戻りたいと思う場所になるのだろうか。そうであるならば、こうした心の葛藤も、少しは報われるだろう。1度目の渡航での、キラキラと鮮明に輝く思い出とは異なって、数年後、突然思い出してズシリと響くような、そんな渡航になるのではなかろうか。そう願いながら、バスからの美しい夕景に目を細め、ホテルへの帰路につく。今日の食事はなんだろうか。応援したいと感じた方は、以下からご支援ください。次回:「渡航経験者が消える2日間」 パラグアイ渡航レポートはこちら 気まぐれ渡航日記 #1 「パラグアイ到着まで」作成者:小椙優真