気まぐれ渡航日記 #2 「2度目のパラグアイ上陸」作成者:小椙優真

パラグアイ渡航レポート

全てが新鮮だった1年前を思い浮かべながら、
アスンシオンのシルビオ・ペティロッシ空港に到着した。

思えば昨年もサンティアゴを経由していたため、
一つ前の空港の時点で昨年の記憶を想起しながらの旅路であった。

懐かしさの伴うパラグアイ入国にありがたみを感じながら、
同時に昨年の時を思い出す。

スペイン語はおろか英語すらも上手く喋れず、入国すら危うかった当時。
未知の世界に期待を膨らませ、後〇時間だね!、と喜び合っていた当時。
初の10時間以上のフライトへの疲労から、訳の分からない冗談ばかりを発していた当時。

恥ずかしくなるほど無知だったあの頃を思い出しながら、
パスポートに溜まる入出国のハンコの数に心を躍らせる。

気付けばスーツケースが目の前に運ばれ、小さい小さい手荷物検査場にすべての荷物を通す。
耳馴染みのある歓声と共に、見覚えのある面々が姿を見せる。
ホストファミリーたちも迎えに来てくれたようだ。

N回目の写真撮影に呆れながら横を見ると、これがパラグアイかと面を食らっている後輩たちがいる。この「予想外の出来事」感を、安心して楽しむことが出来た去年の環境に、改めてありがたみを覚える。

懐かしさと同時に感じる、昨年通りには上手くいかないフラストレーション。
それでも私たちは、「予想外」を「予想外」として楽しめる環境と余裕を持ち続けたい。
きっとそれが、2回目で得られる「新鮮さ」なのだろう。

私は常に新鮮な何かを求めて、環境を転々とする。
新しい店、新しい土地、新しい人間関係にワクワクしながら、
時折、昔からお世話になる何かに戻ったりする。

私にとってパラグアイは、いずれ戻りたいと思う場所になるのだろうか。
そうであるならば、こうした心の葛藤も、少しは報われるだろう。

1度目の渡航での、キラキラと鮮明に輝く思い出とは異なって、
数年後、突然思い出してズシリと響くような、そんな渡航になるのではなかろうか。

そう願いながら、バスからの美しい夕景に目を細め、ホテルへの帰路につく。
今日の食事はなんだろうか。

応援したいと感じた方は、以下からご支援ください。

次回:「渡航経験者が消える2日間」

Translate »
タイトルとURLをコピーしました