8月27日。
今日は多くの渡航メンバーがパラグアイに到着する日だ。
二度目のパラグアイ渡航参加の私も、その一人である。
羽田と成田、それぞれ2つの旅路がある中で、
全員が南米のハブ空港であるサンティアゴに集合したのには、えも言えぬ感動を覚えた。
かくいう私は、上記2つのどちらとも異なる旅程で、
サンティアゴ到着前に4日間のボリビア一人旅を敢行していた。
なけなしのお金の中夜行バスを使いながら、
ラパスのロープウェイからの夜景、ウユニ塩湖の美しい鏡張り・地平線に沈みゆくサンセット・見渡す限り満点の星空、それらを眺め、そのすべてに圧倒された。
簡単な旅ではなかった。
ホテルがチェックイン時刻の5時間後にしか入れなかったり、
予定していたツアーが急遽中止になったり、
スマホを塩湖に落としたり(無事でした)。
それでも、少しのスペイン語と多くの人の優しさのおかげで、無事にここまで来たのである。
沈みゆく夕陽の中、ウユニ塩湖にて、全く初対面のツアーメンバーと飲んだワイン。
スペイン語、日本語、アルメニア語、韓国語、ポルトガル語、それぞれの言語で交わした「乾杯」。
あのワインのちょっとキツめの酸味と美しい橙色の空は、一生忘れられないだろう。
そうした旅程を経て、仲間(南米初上陸の元気いっぱいの後輩たちである)や教授らと合流したのだから、当然、こみ上げる何かがある。
安堵にも不安にも近いようなその何かを握りしめ、今まさにアスンシオンに着陸しようとしている。
これからどんなパラグアイ渡航になるだろうか。
期待も不安も慢心も愛情も、全てをひっくるめた感情がここにある。
私が滞在する約2週間の中で、どれだけのものを残し、受け取れるだろうか。
この日記では、その一端を発信することで、皆様からの応援の気持ちを受け取りたいと思う。
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次回:「2度目のパラグアイ上陸」



