2023年3月、「横浜市の県営団地における子どもたちの居場所づくりプロジェクト」が、公益財団法人ベネッセこども基金「2023年度経済的困難を抱える子どもの学び支援活動助成」に採択されました。
本プロジェクトでは、以下3つの取り組みを行います。
1. 学習支援
学年や国籍を問わず多様な子どもたちが放課後に集うコミュニケーションの場として、団地内の一室を週2回開放します。スタッフや大学生ボランティアたちが、子どもたちが持ち寄った勉強のサポートや交流を通じ、子どもたちにとって安心できる「居心地のよい」場所作りを行います。また、寄付いただいた教育教材も併用しつつ、子どもたちのニーズに即した講座も開催し、多様な教育や体験の機会を提供します。日本語指導が必要な子に対してはその子のレベルに合わせた指導を実施しています。
2. 食支援 毎月１回「子ども食堂」を開催し、子どもたちへの食育の講座と、お弁当の配布を行います。子どもたちへ「食」について考える講座を実施することで、健康な食生活を実践する力を育むことを目指しています。さらに、子どもたちの学びをサポートするため、学習支援の際にはおにぎりなどの軽食を提供します。
3. 多文化共生支援 外国につながる世帯に対し、子どもの生活に関わる書類翻訳や生活相談等のサービスを必要に応じ提供、サポートする予定です。また、団地内や周辺地域の多文化共生を推進するため、国際交流イベントを積極的に実施することを計画しています。
子ども食堂での交流を通じ子どもたちの新たな人間関係の構築や、自発的な活動を育み、子どもたちが安心できる居場所を作ることを目指しています。
