皆さまこんにちは。ミタイ基金学生部の久保田玲海(横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程)です。
いつもご支援いただきありがとうございます。
今回この場をおかりして現地インターン終了の報告をさせていただきたいと思います。
今年の4月よりミタイ基金の現地インターンとしてパラグアイで活動してきましたが、9月いっぱいで現地での活動を終了させていただくことになりました。
約6か月間、たくさんの人の手を借りてパラグアイで活動することができました。
ニャンドゥティの買い付けと調査、バニャードスールにてJuvenSurの若者たちとの活動、農村女性の生活改善プログラムへの参加、など現地にいたからこそ関わることができたものが多くあります。
ニャンドゥティの買い付けでは、作り手の女性たちが十分な利益を得られるような価格設定をして取引を行っています。また、作り手さんたちの調査を行う際には、日本ではどのようなニャンドゥティが人気であるかという説明を行い、その後のニャンドゥティの製作に活かしていただくことができました。
またバニャードスールでは、ミタイ基金が3年ほど前から関わらせていただいているJuvenSur(バニャードスールに住む若者が組織しているNPO法人)のメンバーと共に活動いたしました。
バニャードスールという地域は貧しい人々が多く暮らす場所として知られていますが、彼らとの活動を共にしていく中で、貧しいけれど人々の心は温かく、地域をよりよくしたいという気持ちが強く伝わってきました。
しかし、仕事を見つけることが難しい、安心して地域の人々が集まる場所がない、などの問題も見つかりました。
これからその課題に対して、ミタイ基金で協力できることを探していきたいと思っております。
その他にも、NIHONGAKKOというパラグアイの学校で子どもたちに日本語や日本文化を教える活動もすることができました。
そして9月の上旬には、横浜国立大学から12名の学生がパラグアイへ訪れ、ミタイ基金の学生部としての活動を行いました。
その際には、バニャードスールの小学校やコロネロオビエドの小学校にも訪問し、子どもたちと交流することができました。
ここまでの活動を振り返ってみると自分ひとりでできたものは1つもなく、常にたくさんの人に支えられてきたということを強く感じます。
ミタイ基金を支援してくださっている皆さま、私を現地インターンとしてパラグアイへ送り出してくださったミタイ基金代表理事の藤掛洋子先生、日本で、パラグアイで支えてくださった皆さまに感謝の言葉を伝えたいです。
本当にありがとうございました。
現地での活動は終了してしまいましたが、これからもミタイ基金の学生部の一員として精いっぱい活動していきたいと思っております。
皆さま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
文・久保田玲海
写真・藤掛洋子研究室